プロフィール
幼い頃から商売しながら女手一つで私を育ててきた母は忙しかった。そのために母親に母性を求めること、甘えることは出来ませんでした。だから自分は、理想のやさしい母親になりたいとずっと夢見てきました。
しかし、人間の記憶はその後の人生に大きな影響を与えてしまいます。
癌になるまでの私は、自分を受け入れることも自分を肯定することも難しく、人付き合いが苦手でした。
男の子二人を育てながらもママ友の付き合いや子どもの野球の付き合い果ては長男の発達障害から来るいじめ問題、学校の役員活動に追われ、理想の母親になるどころか、いつもイライラして余裕の持てない子育てに追われていました。
代々農家を営む古い家に嫁いだことで、嫁姑問題も大きなストレスとなっていました。
結局、自分を愛せない者は、人を愛すことが出来ない！この問題にずっと躓いたままだったように思います。
癌になる前までの私は、子ども達にとってティラノサウルス（肉食恐竜）としてうつっていたようです。
癌になって、それまでの自分を変えなければ癌が寛解しない。
癌は何度でもやってくる、再発という名の下に・・・
そのことが腑に落ちてから、私は自分改革を行っていきました。
今の私は、子ども達にとって小鳥と言われています。肉食恐竜が小鳥になりました。小鳥のような母親のそばに子ども達はまとわりつきます。まるで、幼かった頃母に甘えることが出来なかった時間を取り戻すかのごとく。
大学生になった息子達とカラオケに行ったり、ショッピングに行ったり。家族で笑い合う時間が増えました。
昔の私は、本当に些細なことでいつも子ども達を怒っていました。夫に当たり散らすこともありました。
最近夫は私の前で、のんびりした顔をするようになりました。以前の夫はいつも私の前で気を張っていたように思います。
癌になる前の私はいつ爆発するか解らない時限爆弾！そう思っていた夫はいつも私の顔色をうかがいながら生活しないと、平安な時間を保てなかったからだと言います。
古くを知る友人にも、「以前のひさよさんは怖かった」と言われたり、ずっと母親代わりだった仲のよい叔母達も「癌になってあなたは激変した」と言われてしまいます。
どれだけ、怖く、自己中でわがままな人間だったのでしょう？！
いえいえ、それは自分を愛せなかっただけ、自分を許せなかっただけ、母や父を許せなかった過去の記憶が私を苦しめ続けていたのです。
母を赦し、父を赦し、全てを受け入れた先に、母が変わりました。
私に優しい言葉など言ったことのなかった母が、私を大切にしてくれるようになりました。本当にやさしい菩薩のような言葉をかけてくれるようになりました。
そして、母の記憶の中から私をぶった記憶も私に厳しくした記憶も全て消えてしまったのです。
記憶の書き換えは、実は誰にでも出来ます。それさえ出来れば、自分の体をコントロールすることはそんなに難しい事ではないのです。そして、それが出来れば人間関係も自分の環境も大きく激変していきます。
自分を大切に出来るようになれば、何を食べるか？身体は何をしてあげると喜ぶのか？何をすると嫌がるのか？が解ってきます。
『食はいのち』
私の大好きな佐藤初女さんの言葉です。
自分を大切にして、食を大切にして、そして身体の声を聞きながらありのままの自分で生きていく
この事を習得できる方が一人でも増えるようにサポートしていきたい。
それが今の私の夢です。
清水ヒサヨ
大阪生まれの東京育ち。東京ＹＭＣＡ英語専門学校を卒業後、東京ＬＥＣリーガルマインドを経て（株）法学館伊藤誠の司法試験塾にて秘書、総務、業務部にて働く。1996年、代々農業を営む有機農家の夫の元に嫁ぎ、寿退社。二人の息子に恵まれる。うち一人は、軽度発達障害を持ち、いじめ問題から不登校も経験。2010年、夫の作る有機農法の大根を使って沢庵の作り方講習会を始める。
派遣社員をしながらＰＴＡ役員を務めるなど多忙を極め、ストレスと過労、食をおろそかにしたことから、2015年春、PTA副会長の任期が終わった途端に乳がんを発病。右胸全摘の手術の際に、麻酔なしで術後目を覚まし、壮絶な痛みを体験。
以後、医者にかからずに自然療法、お手当（びわ葉温灸、生姜罨法、半身浴他）と玄米菜食、ゲルソン療法、酵素玄米食を経て、雑穀料理と出会い、自分で仕込む甘酒を通して腸活の重要さに気づき、腸を整えることに専念。
グルテンフリー＆シュガーフリー、腸活の食事法と心理学の学びで心身共に健康を手にする。
幼い頃両親の離婚を経験し、片親で育った事から、自身の持つ自己肯定感の欠如にも気づき、日本メンタルヘルス協会にて心理学を学び、カウンセラープロコースの資格を習得。食と心と健康サポートをサンリメイクヘルスにおいてスタートする。
5年寛解する頃には、ガンになる前よりも遙かに元気な体を手に入れる事に成功。笑いヨガインストラクター資格取得、つぶつぶ料理コーチ資格習得、日本ベジタリアン学会ベジタリアンアドバイザー認定取得、日本メンタルヘルス協会心理ゼミナール基礎コース取得、日本メンタルヘルス協会プロコース取得予定（コロナで卒業式が延期のため）。2020年12月以降、健康料理カウンセラーとして活動中。YouTubeでも情報を配信し、多くの人に食と心と健康を伝えている。
メッセージ
Message
私はずっとやさしく穏やかで包み込んでくれるような愛情を持った母になることを夢見ていました。
私に理想の母親像を見せてくれたのは、今は亡き佐藤初女さんでした。
お目にかかった時、初女さんが私の手をそっと握って、「あなたと私の違いはほんの少しなのですよ。大丈夫」そう言ってくれたときの感動を今も昨日のことのように思い出します。
みんな一緒なのです。誰しも同じ、かつてはキラキラした可愛らしい赤ちゃん、美しい魂でした。
それが生きてくる上で多くの記憶、体験、経験、かけられてきた言葉を通じて、思い込みやいろいろなものことが恐怖や怖れを生み出し、自分の魂の成長に限界点を作ってしまった。これも全て経験から来る思い込み。
誰しも、なりたい自分になれる。誰しも、こう生きたいと思い人生を作ることは可能です。
新しい経験値と記憶を作っていくのです。
本気でこうなりたいと望めば、必ず出来ることです。
健康も人間関係も幸せも。
そして、たとえ大きな不幸があなたを襲ってきたときも、自分の中に沢山の笑顔と成功体験や幸せな記憶と経験があれば、乗り越える力になります。
健康面で言えば、この心を手に入れることが免疫力アップのコツでもあるのです。
健康で居続けるためにも、大切な事は『心』なのです。
そして心を整えるためには、食が大切なのです。
いい加減な食事をし、砂糖や添加物を取り過ぎていると、身体が乱れます。
人は、体調が整わないとき愛ある存在でいることはとても難しくなってしまいます。
身体がしんどければ、笑顔になることも誰かに微笑みかけることも難しいですよね。
食を整え、身体が健康な状態になっていくと心に余裕が生まれます。
腸が整ってくると、腹に力が入ります。すると自分を強く保つことが楽に出来るようになっていくのです。
気がつくと免疫力も上がっています。
あなたと一緒にあなたの身体と心の健康を取り戻すお手伝いをしていけたら良いと思っています。
雑穀甘酒料理、お手当法、心理学を使ってご自身の健康を取り戻すお手伝いをさせていただきたい。
そして、自らの力で自分をコントロールし、自分の幸せと自分の豊かな未来をつかめるあなたをサポートしていけたらと思っています。
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